妊活版「タイミング法」のやり方を薬剤師が解説します。 

投稿: 更新:

こんにちは薬剤師の齊藤です。
今回はタイミング法について説明していこうと思います。

私は薬剤師ですので、セルフメディケーションにおいてのセルフ「タイミング法」について留意点を踏まえつつ、お話していこうと思います。

妊活版セルフタイミング法の基礎知識と理想回数 

妊娠しやすいタイミングは、排卵日の2日前が最もよく、次いで1日前に性交渉をすることがよいといわれています※。

排卵するときは通常の人ですと自覚症状がなく、わからないので排卵する日を予測する必要が出てきます。


「基礎体温」はホルモンバランスのチェック、生理周期の確認のためにもつけるべき


基礎体温の相形成は女性ホルモンの働きによって行われているため、グラフを付けることによってこのバランスが垣間見えます。生理周期もわかりやすくなりため、体調を管理する上で継続的に付けていくことが大切です。

また、基礎体温をつけることによってタイミングを計ることもできますが、

・基礎体温のグラフでは排卵期までしかわからない。
・グラフがきれいに出ない人も多い。
・グラフを付けている段階では、あがっているところがどこかわかりづらい

などと、排卵日を特定しづらい要素も多く、妊娠を強く望む方にとって、基礎体温単体でタイミングを計るのは不安要素が多いかもしれません。

ただし、医師の診察やタイミング指導においては参考になりますし、排卵日予測検査薬などを効果的に使う上で重要なデータとなりますので、妊活では基礎体温をつけるようにしてください


LHサージは排卵日の前兆 

耳にしたことがあるであろう『LHサージ』ですが、LH(黄体形成ホルモン)とは排卵を誘発するホルモンであり、排卵の約40~48時間前に上昇し、約1日前あたりでピークに達します

ちょうどLHが上昇しているときがベストタイミングとなります

また、このLHの量を測るのが排卵日予測検査薬なのです。


タイミングを取る回数 

一番の理想は、精子が子宮内で待機しており、そこに卵子が来るケースがよいとされています。

章頭でも話しましたが、妊娠しやすいタイミングは、排卵日の2日前が最もよく、次いで1日前となっています。

1回ですと、精子が子宮内まで到達していないケースもありますので、できれば2日前から連続で2日間とることが望ましいと考えます。

もちろん、精子は子宮内でおよそ3~5日残存するので、3日前から3日間連続でとった方が確率的には高くなりますが、なかなか毎月は難しいかもしれませんね。

回数に関しては、妊娠しやすい日や理想回数を知ったうえで、仕事の都合なども考慮して、話合いながら決めてもらえればいいと思っています。


セルフタイミング法のやり方とポイント


タイミングは基礎体温でもある程度わかりますが、排卵日予測検査薬を使用した方がより正確です。

基礎体温でのタイミングの測り方は先にお伝えしたので、この章では排卵日予測検査薬を使用したタイミング法の仕方をお伝えしていきます。

排卵日予測検査薬は1回1本大体300~400円程度の費用がかかりますが、タイミングを計る方法としてはセルフメディケーションの中で最も有用とされています。


セルフタイミング法における排卵日予測検査薬の使い方

排卵日予測検査薬を使用したタイミング法の仕方はこのような流れが一般的かと思います。

・次回の生理予定日を設定する。
・設定日の17日前から排卵日予測検査薬を使用して反応を待つ。
・LHを感知したらできるだけ早めにタイミングをとる。

出来れば続けて2日とった方が妊娠の確率はあがります。
次の生理予定日に結果をみてください。


排卵検査薬の頻度は費用と願望のバランスで

説明書には1日1回もしくは1日2回が一般的な用法として書いてありますが、どっちの方がよいでしょうか?どちらがよりよいかは費用と願望を天秤にかけてみましょう

LHサージが検出されるのは排卵の約40時間前、そして、最も妊娠しやすいタイミングは排卵の2日前であると申しました。

1日2回(12時間置き)の方がより、排卵日の2日前に近い段階でわかるため、妊娠する確率を高めたいのであれば、1日2回使用することをお勧めします

1日1回の場合は毎日同じ時間帯に使用を
1日2回の場合は朝・夜同じ時間帯に使用してください。
1回あたりの費用はおおよそ300~400円です。

排卵日予測検査薬を使用する前提条件

排卵日予測検査薬を使用するときには、ある程度生理周期が規則的である必要があります。
生理周期が25日~38日程度であれば一般的です。

これよりも短かったり、長かったりする場合、又は、周期の差が激しい場合には受診することをお勧めいたします。また、強い痛みや下腹部痛、PMSなどがひどい場合も同様です。


排卵日予測検査薬は反応が薄いときでもタイミングはとってよし! 

テストラインの線はLHの濃度によって濃さが変わります。
しっかりと濃くなるのは40時間前から。

薄く線が出ている時期は上がり始めている時期で、これがちょうど2日前あたりになります。
2日前が一番妊娠しやすい時期になりますので、薄くてもタイミングを取ってしまってよいです。むしろ、データから推察するとその方が効果的です。

タイミング法がうまくいかないときの代替案



男性版のブログでも紹介しましたが、「シリンジ法」は女性にとっても負担の軽減に役に立ちます。 

こんな時に悩みや負担を軽減してくれます。

2日間連続はタイミングとるのが難しい
・タイミングを取ること自体が苦痛。
生活スタイルがバラバラでタイミングをとれない。
・行為の時間が短縮できる。
・朝でも負担なくできる。

最近ではこのような悩みを持つ方も増えているように感じています。
妊活の負担軽減の1つの手段として頭の片隅に入れておいてください。


挿入時はローションの使用はできるだけ控える。

膣内に挿入する際はできるだけローションの使用は控えてください。
ローションは粘性が強いため、精子の運動能力を下げる可能性があるといわれております。
痛みなどでどうしても使用したい場合は、なるべく少量にとどめましょう。


まとめ




・妊娠しやすい時期は排卵日の2日前

基礎体温はホルモンバランス確認と生理周期を知るためにつける。

排卵日予測検査薬がタイミングを計るために効果的

・夫婦のタイミングが合わないときは『シリンジ法』という代替案がある。

ふたり妊活 セルフタイミング法 タイミング法 妊活 新着

← 古い記事 新しい記事 →

※本ページに掲載されているコラムの情報については、薬剤師による助言や評価、意見等を掲載しております。
※当社内において掲載内容に不適切な表記がないか、あらかじめ確認を行っておりますが、医療及び健康管理上の事由により、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。皆様ご自身の判断にてお読みいただき、参考にして頂ければと思います。
※掲載されているコラムの情報は、執筆時点での情報であり、掲載後の状況により、内容の変更が生じる場合があります。この場合、予告なしに変更する場合があります。
※読者の皆様に生じた何らかの損失、損害等について、当社は一切責任も負うものではありません。