【市販薬】妊活中の花粉症・咳止め薬の中でより安全な薬はどれか?

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こんにちは薬剤師の齊藤です。

今回のテーマは 妊活中の市販薬の安全な薬はどれか?

・花粉症の薬について
・咳止めについて

前回のブログに続いてそれぞれ効能。効果ごとにみていきます。花粉症・咳止めについて確認していきましょう。

 

最初のブログでもお伝えしましたが、基本的に必要時に使用する限りでは、市販薬においてはあまり深く考えなくてもOKです。


ただし、安心して服用していただくために、よりリスクの少ない薬を紹介できればと思います。
特に、妊娠の可能性があるときは注意しましょう。 

花粉症では、まずは点鼻・点眼薬を使用する。内服であれば、今までのものを!


花粉症などのアレルギー症状の度合いは、個人差が大きいため少し枝別れしてしまいます。

基本的には目や鼻の症状で点鼻や点眼で症状が落ち着く場合には、基本的には点鼻薬や目薬などの外用薬を使用することをおすすめしております。


限られた場所で作用する薬であるため、薬の影響が全身に届きにくいことが理由です。

内服よりも点鼻・点眼の方が安全性は高い!

症状が限られた部位のみに出ている場合は薬を飲むよりも、局所的に作用する外用薬の方がより安全性は高いです。


花粉症の症状の中でも軽度で目のかゆみだけ、鼻づまりだけの時は、薬を服用するよりも点鼻・点眼の方が安全性は高くなります。

また、目薬は目頭を通じて体に移行するため、点眼した後に目頭を数分程度押さえることによって、体に薬液が回るのを防いでくれます。


体のかゆみもまずは、かゆみ止めの軟膏・クリームなどをまずは使用してほしいです。
市販のものでしたら、どのかゆみ止めの軟膏をご使用いただいても構いません。

【症状が出たときに、まず使用してほしいもの】

目のかゆみ  かゆみ止め目薬
鼻づまり 点鼻薬
肌のかゆみ 軟膏・保湿剤

点鼻薬の注意点

妊娠中は点鼻薬の中でも血管収縮作用のある「ナファゾリン」が入っているものは避けるようにしましょう

もしくは、長期にわたり使用することは避けましょう。点鼻薬でもステロイドのみの方がよいと考えています。

内服薬を使用するならば、いつも使用しているものでOK!

花粉症の薬(抗アレルギー薬)は、個人によって効果の感じ方に差があります。

基本的な花粉症に対する市販薬は、妊娠初期に服用されても影響は少ないため、これまで使用している薬を服用していただいて構いません。


特に色を付けました上3つは安全と言われているおすすめの医薬品です。
なお、プライベートブランドの商品でも変わりありません。

 避けたい 比較的安全性の高い
・アゼラスチン
・ジフェンヒドラミン
・フェキソフェナジン
【アレグラ】
・エピナスチン
【アレジオン】
・ロラタジン
【クラリチン】
・クロルフェニラミン

他、基本OKです。


※ビラノアやアレロック、ザイザルなどは医療用医薬品のみで、市販では同成分のものは現在販売しておりません。

薬を飲んでしまった時の対処法

鎮痛剤と同じように、左欄の薬を1回2回飲んでしまっても直ちに影響の出る可能性は低いので、慌てずに次回以降服用することを避けてください

避けたい左側の薬は、市販薬ではかゆみ止めをメインの効能として販売されており、花粉症などで継続的に使用する薬ではありません。


花粉症に対する薬の主流は右側の薬なので、内服にするとしてもアレルギーの薬に関しては基本的にはあまり気にしなくてもよいでしょう。

咳止めで安全性が高いものは「デキストロメトルファン」


妊娠の可能性があっても、咳症状があるときであれば、咳止めは使用して問題ないです。

余談ですが、妊娠中は激しい咳が続くことで、それが腹部への刺激となってしまい、子宮の収縮を起こしてしまうため、切迫性早産などの原因にもつながってしまいます。

我慢せずに服用や受診・相談することも大切であると覚えておいてください。

より安全な咳止めは「デキストロメトルファン」

 出来れば避けたい より安全
・ジヒドロコデインリン酸
・リン酸コデイン
・デキストロメトルファン


「デキストロメトルファン」は処方箋でもらう医薬品でいうと「メジコン」といった方がわかりやすいでしょうか?

妊婦さんでも、小児でも使用することがある比較的安全性の高い医薬品となります。

また、コデインは副作用としての「便秘」が、デキストロメトルファンより強く表れるためこの観点からも女性(妊娠した女性)にとっては服用しづらい薬ではありますね。

まとめ



・花粉症、アレルギーの薬は軽度であれば、目薬・点鼻薬・軟膏などの外用薬の方が安全。
内服薬なら今までのもので差支えありません。

咳止めはデキストロメトルファンの方がよいです。

家にある市販薬で問題ないか確認したいときは自分や家族がいつも通っている薬局に相談してみましょう!

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