【市販薬】妊活中の風邪薬の安全な服用方法教えます。漢方でも注意は必要!

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こんにちは薬剤師の齊藤です。

今回のテーマは 妊活中の市販薬の中で安全な薬はどれか。

・風邪薬について
・漢方薬について

妊活中の市販薬の安全な服用方法についてのブログ最終回となります。

今回は、風邪薬・漢方薬について確認していきましょう。  

はじめに、風邪薬にはいろいろな有効成分が含まれている薬となりますので、以前のブログを読んでから今回の内容を見て頂くとより理解が深まります。

風邪薬(総合感冒薬)は、注意するべき点が多い医薬品です。


まず、風邪薬(総合感冒薬)とは、解熱鎮痛剤(解熱剤・頭痛薬・痛み止め)と抗アレルギー薬(鼻炎・鼻づまり・くしゃみ)と鎮咳薬(咳止め)などが組み合わされた医薬品を指します。

風邪症状への有効成分が複数種類含まれております。

通常時であれば汎用性と利便性が高い商品ですが、妊娠の可能性がある時期や、妊娠期には有効成分が多い分だけ注意点も多い区分の医薬品となります。

 

基本的には症状にあったものを服用するのがベター!

風邪薬は複数種類の有効成分が含まれているため、余計なリスクを減らすためには、症状のある薬のみを使用するのが基本的な選択肢となります。


したがって、「熱があるのか」「鼻づまりがあるのか?」「のどが痛いのか?」「咳が辛いのか」「痰がでる」によって、それに対応する薬を服用するのがベターです。

症状別

より安全な成分
熱がある アセトアミノフェン
鼻詰まりがある クロルフェニラミン
のどが痛い トラネキサム酸
アセトアミノフェン
咳が辛い デキストロメトルファン
 痰がでる カルボシステイン
アンブロキソール
 

もし、症状が辛く風邪薬を服用するときは?

買い物に行く時間が無かったり、症状が辛かったりなどで、風邪薬を服用するのであれば、解熱鎮痛剤として『アセトアミノフェン』が使われていれば、そのほかの成分は一旦気にしなくてもOKです。


風邪薬に使用されているアレルギー(くしゃみ・鼻づまり)に対する薬はおおむね「クロルフェニラミン」のため、比較的安全性の高い薬となります。


また、咳止めは「ジヒドロコデインリン酸」もしくは、「リン酸コデイン」のものがほとんどで、選ぶ余地があまりありませんので、症状が辛いときは、熱を下げる有効成分がアセトアミノフェンであると、確認して服用していただければ、一旦はよいかと思います。

漢方は安全なイメージが強いけど、実は注意が必要でもある医薬品!


基本的に妊活中では、それほどリスクが変わることはないですが、漢方薬についても念のため補足しておきます。


よく西洋の医薬品よりも漢方の方がより体に優しい・安全だと思っている方も多いとは思いますが、妊娠中などでは少し変わってきます。


例えば、麻黄や大横は水分を体の外に出す作用があり、子宮収縮する作用を持つため妊婦などには向かない生薬成分となります。


よって、風邪薬としてよく使用される「葛根湯」や「麻黄湯」は、妊娠中や妊娠の可能性があるときには馴染みません。


【より安全に使用できる漢方薬】

 熱が辛いとき

柴胡桂枝湯

のどが痛いとき

桔梗湯

咳が続くとき

麦門冬湯
 

漢方については妊婦さんへ向けてですが、葛根湯や麻黄湯よりも、上記の薬の方がより安全な漢方薬となります。  

まとめ


風邪薬は症状別に服用する。

漢方でも注意が必要!


実際に、どの市販薬を選択するかについては、これまでの考え方や生き方、経験によって変わるもので、個人差があるものと思っています。


妊娠に絡むこの時期では、手探りながらも症状とリスクのバランスを取りながら、選択していく時期となります。


日ごろから「この薬は全く効かなかった」「この薬でも十分」などとお薬手帳、メモなどに残しておいていただけるとより自身にあった薬にたどり着けますので、ぜひ記録を残しておきましょう。

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