女性妊活の始め方!20代、30代、40代によってできることをまとめました。

投稿: 更新:

こんにちは、薬剤師の齊藤です。

先日、職場の上司に

妊活って年齢によって違うん?私やったら何から始めたらいいん?

と相談された時に、この質問が薬局にいた時にもいろんな方に相談された内容であったことを思い出しました。

意外と疑問に思っている方多いのではないでしょうか?

今回はまず女性の年代別の妊活について話していきます。


妊活は20代、30代、40代によってできることが違うの?

実はどの年代おいても「妊活」の方法自体には大きく変わりはありません

まずは情報を収集して妊娠する確率を高める方法をしり、生活改善の見直しや食事方法を改善していく方針でよいと考えています。

しかし、年齢を重ねていくうちに自然妊娠率は低くなり流産のリスクや妊娠中の血圧上昇のリスクなどが上がってしまうといわれております。

基本は同じでも、念頭に置いていてほしいことや注意すべきことは異なってきます。 

20代での妊活のはじめ方

20代では、まずは婦人科などの受診は考えずに、一般的な方法で進めてみてください。

「すぐに結果が欲しい!!」
「近道はないのか!!」

などと質問がきそうですが、妊活は赤ちゃんを迎える準備の期間でもあり、将来の家族設計をする期間でもありますので、急がずに焦らずに考える時期ととらえてください。

一般的な妊活の進め方

妊活の一般的な進め方としては、このような手順になるかと思います。

    1. 情報収集
    2. 生活の改善
    3. 基礎体温をつける
    4. 排卵日予測検査薬を使用して夫婦・パートナー間の営みをする


20代では妊娠する確率は他の年代と比べて高く、まだ時間的に余裕もありますので、まずは1、2をメインとして始め、様子を見ながら次のステップへと進む方針が良いと考えます。

基礎体温はなんでつけるの?

もし次のステップに進んでみたいという方は、基礎体温をつけ始めてください。
生理周期や基礎体温を日頃からつけている人は、そのまま継続してください。
基礎体温は、ホルモンバランスを反映しますので、確認することでホルモンバランスの調子を見ることができます。

一般的な正常の基礎体温の目安
  • 平均的生理周期:25日〜38日
  • 高温期の期間:12日以上
  • 低温期と高温期の差:0.3〜0.6度くらい



 

一般的な目安となります。
ホルモンバランスは睡眠や食事、ストレスなど生活習慣により崩れますので、目安から逸脱している場合は、まず生活習慣の見直しをしましょう。
1日、2日程度のずれは気にしなくても良いです。
神経質になるあまり基礎体温を付けることで、ストレスとならないようにしてください。

基礎体温は体質や生活環境により個人差があり、綺麗にグラフ通りになる人とあまり綺麗に出ない方も多いと思います。

グラフが綺麗に出る人は排卵日の予測ができますが、綺麗でなければ予測が外れてしまいます

基礎体温は、主に生理周期を把握するため、生活習慣を見直すためにつけてみましょう。


受診が必要なケースは?

    • 生理の日数が24日以内、39日以上のことが多い。
    • 高温期が9日以内に、生理周期も短い
    • 高温期が16日以上続く。
    • 3ヶ月以上生理がない
    • 出血量が多い。(通常は50〜60ml)
    • 生理の直前、開始後に強い生理痛、気持ち悪さ、頭痛がある。
    • 月経前にイライラが続く、やる気がなくなる、乳房の痛み、お腹の張りなどがある。


上記症状は、治療すべき症状の代表例となりますので、思い当たったら受診する目安としてください。
また、気になる程度でしたら、まず薬剤師に相談してみるのも良いと思います。
薬局、ドラッグストアには市販で買える漢方も置いています。

30代での妊活の進め方

30代では、早めに第一子を生みたい思いが強くなる頃だと思います。

生活習慣の見直しと並行して、基礎体温を付け始めることと排卵日予測検査薬などを使ってタイミングを測り夫婦・パートナー間の営みをすることも始めてよろしいかと思います。

30代前半の妊活の進め方

30代前半の方は、まず受診などは視野にいれずに、自身で実施してよいと思います。
積極的に排卵日予測検査薬を使用して夫婦、パートナー間の営みをするのもよいでしょう。


30代後半の妊活の進め方

30代後半の方は、不妊症のリスクがあるのかを検査してからはじめることも視野に入れてよいと思います。
積極的に治療が必要な場合は治療開始できますし、不要であれば安心して妊活を開始できます。


排卵日予測検査薬の使い方

排卵日予測検査薬は薬剤師のいるドラッグストアかインターネットで購入できます。

排卵日予測検査薬を使うためには、検査の開始日を生理周期によって予測する必要があるため、ある程度生理周期が整えられていることが前提となります。

費用をかけて毎日測定すれば、検査の開始日を予測できなくても反応の出る日はわかるのですが、生理周期が25日より短い場合は、卵子が正常に生育されてない可能性があり、30日より長いとホルモンのバランスが崩れている可能性があります。

タイミングを測って夫婦の営みをしてもちゃんと妊娠できない可能性があるため、わたしとしてはお勧めできません。
排卵日予測検査薬を有効的に使うためには、地道な生活習慣の改善や基礎体温を記録することがどうしても必要になってきます。


受診が必要なケースは?その原因や注意点は?

20代での受診が必要なケースと同じ内容になりますので、その原因や注意点について少し話しましょう。

生理異常が起こる原因としては、ストレスや肥満、急激な体重減少(ダイエット、過度のスポーツなどで)などが想定されます。
この原因はどれか一つに起因するものではなく、複数の要因が重なり起きています。

このなかで妊活においては、急激なダイエットは特に注意が必要です。
急激なダイエットを実施することで、体の栄養素も抜けてしまうので、赤ちゃんを迎える準備としては不十分な状態となります。
妊活時期では急激なダイエットは避け、体調を整えつつ徐々に減らすようにしましょう。
ポイントは、食事の量を減らすのではなく、糖質を抑え、その分を豆、野菜、胡麻、魚、胡麻、椎茸、芋、海藻などに置き換えて、栄養をしっかりと摂ることを意識してください。

40代での妊活の進め方

40歳での妊娠率は資料によって差がありますが、おおむね10%くらいと言われております。

この確率も年を重ねるにつれて、下がっていきます。
この時期になると、タイムリミットがあることから、検査により妊娠のしやすさや妊娠しづらくなる原因が年齢の他にあるのかなどを確認して、早期に対応して行った方が効率的かと思います。

妊活の開始と同時に婦人科への受診を視野に入れて良いと思います。
一般的に、このスクリーニング検査は項目によって保険が適応となる検査と、ならない検査があります。

クリニックによって方針がありますので、確認してください。
また、実際に妊娠されると他の年齢に比べ、血圧や血糖が高くなるリスクが高くなっていますので、妊娠するまでの間にしっかりとコレステロールや血圧、血糖値なども含め、体調を整えておく必要があります。


自分で実施してみる場合の注意点

40代でも自然妊娠できないわけでは決してありません
あくまでも確率とリスクの話となります。
なんにも思い当たる節がない場合、とりあえず自分でやってみるという方法もとっても良いと思います。

自身で妊活をする場合は、30代と同じように生活習慣の見直しと並行して、排卵日予測検査薬などを用いて夫婦・パートナー間の営みをするのが良いと思います。
なお、排卵日予測検査薬などを利用した上で夫婦・パートナー間の営みをしても妊娠しない場合、3ヶ月〜半年を目安に受診を視野に入れてみましょう。

まとめ

あくまでも目安なので、指針の参考にしていただければありがたいです。
希望の具合によって早期から検査をされる方もいると思いますし、不妊治療を前提に受診される方もいらっしゃると思います。
自然なタイミングでと思っている方もすべて間違っておりませんので、焦らずに各々のペースで進めていきましょう。


■参考資料

  • 薬が見える vol.2 第一版 (株)メディックメディア 医療情報科学研究所編集
  • 生理学テキスト 第8版 (株)文光堂 大地陸男著

 

ふたり妊活 妊活 排卵検査薬 新着 検査

← 古い記事 新しい記事 →

※本ページに掲載されているコラムの情報については、薬剤師による助言や評価、意見等を掲載しております。
※当社内において掲載内容に不適切な表記がないか、あらかじめ確認を行っておりますが、医療及び健康管理上の事由により、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。皆様ご自身の判断にてお読みいただき、参考にして頂ければと思います。
※掲載されているコラムの情報は、執筆時点での情報であり、掲載後の状況により、内容の変更が生じる場合があります。この場合、予告なしに変更する場合があります。
※読者の皆様に生じた何らかの損失、損害等について、当社は一切責任も負うものではありません。