男性の妊活で必要なサプリや検査とは。プレッシャーを感じたときの回避策もご紹介。

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こんにちは薬剤師の齊藤です。

不妊の原因は男性に半分程度あるといわれている通り、男性でも体の活力維持のためにサプリメントを取ったり、検査をして原因のスクリーニングをする必要があります

男性の方が実はナイーブであったりするので検査や日常と違うことをするのに抵抗がある方も多いですが、情報を集めたり、現状を把握することが妊娠しやすい環境を作る初めの一歩です。

夫婦、パートナー足並み揃えて取り組んでいただければと思います。


妊活に必要な検査やサプリメントは?

妊活時の検査は、妊娠しづらくなる原因をあらかじめ探しておくために実施します。
年齢などが高い場合は、開始とともに検査を実施するのも一つ手かと思います。

また、妊活するにあたって検査の実施やサプリメントを検討する方も多いと思います。
サプリメントは食事を補完するものとなり、食事に変わるものではないので、食事のバランスを整えずにサプリだけを飲むことで妊活を完結させることは避けてください


妊活するときによくされている検査項目について

男性側の妊娠しづらくなる要因としては、精子の量や質(運動)などが関与してきます。
検査項目としては、精液の検査を実施することが多いです。主に婦人科や泌尿器科などで受けられます。

男性でも年齢とともに、精子の量などは減ってきているため、40代前後で妊活始める場合は、最初から検査を受けても良いと思います。

また、男性側の要因として、性欲減退により性交渉がうまくできない、うまく射精ができないことも入っております。

萎えてしまいうまくできない、途中で中折れしてしまうなどは、生活習慣の乱れがかかわってきますので、しっかりと生活を見直す必要があります


男性の検査の項目は?

男性で精液検査をする主な項目としては、

  • 精液量
  • 精子濃度
  • 精子の総数
  • 前進運動率
  • 総運動率
  • 正常精子形態率


などを調べます。
併せて、感染症の有無も調べることが多いようです。

また、泌尿器の検査は問診後必要があれば原因特定のため検査追加するようです。
最近では、市販でも拡大鏡やアプリを利用して、精液量、精子濃度や運動率などを測定できるキットが販売されているようです。

忙しくて医療機関に行けないのであれば、目安程度に使用してみても良いのではないでしょうか?(※私が目にしたこれらのキットは検査用として承認を得たキットではないため、結果が保証されるものではないです。あくまで目安程度の使用をお勧めいたします。)


妊活中の男性に必要なサプリメント

サプリメントとは、食事を補完するものですので、食事により精子の質を高めると言われている栄養素が摂れているのであれば不要ですが、不十分だと感じるのであれば、とっても良いと思います。

前の章でも書いたように、ここで必要な栄養素とは、亜鉛、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、葉酸、コエンザイムQ10などの栄養素になります。


亜鉛がマスト!

妊活時の男性のサプリメントでは亜鉛が重要となります。

亜鉛は精子の発育や男性ホルモンのテストステロンの生成に必要な栄養素です。不足することにより、精子量の低下や運動率の低下や勃起不全などがおこる可能性があります。

男性の場合は1日に11mg /日程度摂取することが望ましいといわれていますが、実際は平均で9.2mg/日で足りていない状態の方が多いですね。

ホルモンの生成や生殖細胞の成長に必要なのにとれていない方が多いため、サプリメントなどで積極的に補っていく必要があります


おすすめのサプリメント成分

サプリメントはベースとして、亜鉛(必須)、抗酸化作用のあるコエンザイムQ10(CoQ10)、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、などが含まれているものが良いです。

栄養機能食品として亜鉛、ビタミンC、ビタミンEを表示し販売されているものは、これらの成分がしっかりと含有されていると判断しても良いと思います。

また、安いものが良いといわけではなく、原料の産地、製造過程がより良いもの(たとえばG M P認定工場など)も、サプリメントを選ぶ基準となります。

サプリメントはすぐに効果が出るものではないため、3ヶ月以上長期で摂取する必要があります。財布に負荷がかからない継続可能な価格のものを選んでください。


プレッシャーを感じてしまったときは


妊活をしていると大変なことも頑張っているのも全て女性の方にフォーカスされがちですが、男性だって悩みはありますよね?

そんな妊活期の男性の悩み事にはこんなものが多かったです。

妊活に絡む男性の悩み事

身近な人や今まで相談にのってきた男性から寄せられた妊活時の悩みはこんな感じでした。

一番多かったのは、

「セックスする日を朝、決められるとなんかやる気が起きない」
「何回もしているとプレッシャーで勃たなくなってしまった」
「2~3日連続でするのは少し大変」

というような、性生活や営みに対するプレッシャーに関する悩み事でした。男性の方が繊細ですね。


次いで、

「付き合いがあるから飲酒がやめられない」
「外食やコンビニが多くバランス良い食事が難しい」
「忙しくてなかなか運動ができない」

などの意見が多かったですね。飲酒、食事、運動で悩まれている方は、今まで話してきたことを取り入れてみてください。

また、「30代になってから性欲が減退してしまった、勃ちづらくなってしまった」という話もたまに聞きますが、これも現代では生活習慣病の影響が大きいと思います。積極的に運動をしさらに食事見直してみてください。

妊活のニーズに合ったセルフシリンジ法

性生活に関してはその悩みを軽減できる医療機器があります。
もちろん、使用にあたってはよく話し合いをしてください。

セルフシリンジ法」や「シリンジ法」と言われており、採取した精液をシリンジを使って吸い、膣内に挿入し、子宮内へ直接精子を注入する方法となります。

たとえば、排卵日に合わせて2日営みを実施しなければならないとすると、これがシリンジ法により、「1回を営みに、もう1回をシリンジ法でする」や「今月は2回ともシリンジ法で」などと、負担を軽減できます。

また、1ヶ月に1回しかない排卵日に合わせて営みをしたくても、仕事の関係でできないときにこれを使用することでタイミングを逃さずに済みます

また、連日の営みやプレッシャーに起因する悩みも軽減できるのではないかと思っています。


シリンジを使用するにあたって注意点


雑菌などで膣内に感染しないように手袋をして使用するようにしましょう。

  • 挿入部位はできるだけ触らないように
  • 使い回しは厳禁です。
  • 挿入時の痛み軽減のため、ローションなどは精子の運動を妨げる恐れがあるので避けるようにしてください。
  • 使用する商品は「医療機器」としての承認をとっているものを使用してください。

まとめ

男性も妊活をすることが必須ですが、男性だって無理は禁物です。
ストレスを貯めすぎないように実施してほしいと思っています。

食事を見直しても足りない部分は、サプリメントを使って補えばよいですし、栄養補助サプリメントを中心に説明しましたが、筋肉量を上げるためであればHMBやEAA、BCAAなどを使用してもよいですよね。

シリンジも賛否両論あるのは承知しておりますが、回避方法を知っている方が気持ち的に楽になります。サプリメントやシリンジなどはうまく利用しください。(頼りすぎは禁物ですよ)


参考資料:

・薬が見えるvol.2 第一版 (株)メディックメディア 医療情報科学研究所編集
・生理学テキスト第8版 (株)文光堂 大地陸男著

 

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