唾液で排卵チェックができる?シダ状に模様が変化する唾液の不思議を解説します。

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こんにちは薬剤師の齊藤です。

唾液による排卵チェッカーがどんなものなのかよくわからないとご質問をいただきました。

今回はその模様の変化がどのような意味を持っているのか、また使用するときの注意点などについて解説できればと思います。

 

排卵期には、唾液の粘着性が高くなり、模様はシダ状に変化する。


通常、唾液は乾燥させたものを観察すると点状なのですが、排卵期に唾液を採取して乾燥させたものを観察すると繊維状、シダ状に模様が観察できます。

この仕組みと謎について解説していきましょう。


唾液の模様が変化する原理

排卵の前には通常よりもホルモンの分泌量が増えます。

この排卵前のホルモンの増加にともなって唾液の粘着性が増加していきます。
このため、唾液を観察すると、点状からシダ状もしくは、繊維状に変化していきます。 よりシダ状模様が広がっていると、ホルモンの分泌量が多い時期となります。

一番ホルモンの分泌量が多い時期なので、よりタイミングを取るのに適切な時期となります。  


唾液の排卵チェッカーを使用するメリット




唾液による排卵チェッカーは、基礎体温を補完する資料として使用できます。

基礎体温だけでは排卵時期がなかなかわかりづらい方は、経時的に唾液でチェックすることでより分かりやすくなります。

また、唾液でできるという利便性から次のようなメリットもあります。


簡単に採取できる検体でチェックできる。

排卵日予測検査薬と比べると、トイレなどに行く必要がなく、どこでも簡単に検体を採取できるメリットがあります。

例えば、旅行先や外出先などでも気軽に経過を追うことができます

変化を確認できるから予兆がわかる。

排卵日予測検査薬とのもう一つの違いは、毎日観察していると、模様の変化がわかるので、ある程度タイミングの時期の事前予測が可能と言えます。

排卵日予測検査薬はいきなり反応が出るか出ないかのものが多いので今日急にということも多いと思いますが、唾液の排卵チェッカーでは模様の変化によって事前に兆候を確認できる点にメリットがあると言えます。

唾液での排卵チェックを実施するときに気を付けたいこと



キットを手に入れたらすぐに使用せず、ちょっと待って!!

最後に、唾液の排卵チェッカーを使用するときに注意してほしいことを話しておきます。

キット自体の操作方法に関しては取り扱い説明書を読んでください。

唾液は必ず乾燥させてから観察する。

唾液の排卵チェッカーは乾燥していない状態で観察しても模様がうまく見えません説明書の指示のとおりにしっかりと乾燥させてから観察してください。

 

チェックに影響する因子

食事やお水以外の飲み物、薬、たばこなどは、観察結果に影響する可能性がありますので、2時間以上空けるのが望ましいです。

唾液にゴミや気泡が混ざっている場合は、不鮮明となりうまく見えません。

検体を採取するタイミング

いろいろな飲食などの影響を受けることから、起きてすぐに検体を採取することをお勧めします。 基礎体温を計っている方は、測った後に採取すると手間なく採取できます。観察は乾燥させた後、落ち着いて観察すればよいです。

まとめ



唾液の模様の変化は相対的なものになりますので、自分の唾液の変化の特徴を知っておく必要があるため、前もって1~2周期観察しておくとより分かりやすいです。

ただし、従来のものですと自身で観察し、自分で確認するような製品が多かったのですが、最近ではこの欠点を改善するため、スマートフォンのアプリなどを使用して、目安などを教えてくれる機能を持つ製品もあるようです。

より使いやすいキットを選び、使用してみてください。
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